Fcoinの手数料マイニングモデルは賛否両論




 

この記事のポイント

■手数料マイニングモデルは中国で採用されている収益モデル
■中国を拠点とする仮想通貨取引所Fcoinで採用
■取引量で市場のトップを実現

手数料マイニングモデルとは?

手数料マイニングモデルとは、中国に拠点を置く仮想通貨取引所Fcoinが2018年から採用している収益モデルで、従来のモデルと比較して画期的だとして注目を集めています。Fcoinでは手数料マイニングモデルの導入によって多くのトレーダーを呼び集めることに成功し、取引量の点では市場のトップになるほどの実績を挙げていますが、このビジネスモデルに対しては賛否両論で、世界最大の仮想通貨取引所となるバイナンスは、手数料マイニングモデルを批判する立場を表明しています。
手数料マイニングモデルでは、Fcoinが発行するFトークンを入手するための方法の一つとして、ユーザーの取引手数料をマイニング報酬としてFTを変換するという方法を採用しています。

トレードの対価で一般ユーザーへトークン配布

Fcoinが発行するFトークンは、発行枚数は100億枚を上限としていますが、そのうち49%は運営側や投資家が保有し、51%は一般ユーザーへの報酬として割り当てられることになっています。つまり、通常のICOやエアドロップを行うのではなく、トレードの対価としてユーザーはFトークンを入手することができるのです。
その他にもFcoinではFトークンの価値を高めるために多種多様な方法を提案していますが、そうした方法が「トレーダーに過剰な取引を発生させるリスクが高いのではないか」と懸念されています。

関心を示す仮想通貨取引所は多い

手数料マイニングモデルに対して否定的な意見を持っているバイナンスは、この手数料マイニングモデルがICOの一つの形態に過ぎないのではないかと指摘しています。つまり、ユーザーはプラットフォームへの支払いとしてビットコインやイーサリアムを使用し、その見返りとしてFトークンを受け取るというシステムになっている点が、ICOそのものではないか、というわけです。
そうした意見にも一理あるのでしょう。しかし、世界中にあるほかの仮想通貨取引所の多くは、手数料マイニングモデルというビジネスモデルを魅力的なものだと判断し、興味や関心を示す所が後を絶ちません。例えば香港を拠点とした仮想通貨取引所のOKExでは、手数料マイニングモデルの採用につながるプログラムを開始することを発表しています。今後はもしかしたら、少しずつこうしたビジネスモデルが広く普及していくのかもしれません。