単なるゲームコインでは終わらない、ADAの新技術とは?

オンラインカジノプラットフォームCardanoで使われるコインとして誕生したのがADA(エイダコイン)です。現在様々なアイデアが詰まった仮想通貨として注目されています。

ラベル名
  • オンラインカジノからなぜ仮想通貨が誕生したのか?
  • ADAブロックチェーンは2層構造を持つ
  • ADAの将来性を保証する様々なアイデアとは?

時価総額TOP10に入ったADAとはどんな仮想通貨なのでしょうか?

ゲームコインから仮想通貨へ発展させたADAの新技術

(画像引用: https://www.cardano.org/en/home/)

現在、静かなブームになりつつあるのがオンラインカジノです。文字通りオンラインでギャンブルが楽しめるカジノですが、運営側が不正を働いてもユーザーにはわかりにくいのが問題点でした。

この問題を解決するためオンライカジノプラットフォームCardanoは、ICOを使って独自のコインを開発しました。それが、ADA(エイダコイン)です。現在では、ビットコインやイーサリアムに取って代わる仮想通貨になることを目標としているようです。

ICOとは?

ICO(Initial Coin Offering)とは、企業などの組織のプロジェクトが自らの仮想通貨を発行し資金提供者から資金調達を行うことです。最近では詐欺プロジェクト多くあり、各国で規制の対象になってきています。

ADAは、Charles Hoskinsonによって開発された第3世代の仮想通貨に属します。ADAはイーサリアムと同様にスマートコントラクの機能を有したプラットフォームを構築します。しかし、このプラットフォームではスケーラビリティ問題や互換性の問題を解決することを目的に開発が続けられています。このプロジェクトの特徴として、科学哲学に基づいたブロックチェーン技術となっていることが挙げられます。これにより、学術的な研究対象としてもADAの技術が注目されているのです。

スマートコントラクトとは?

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン技術を活用し自動で契約(コントラクト)を行える仕組みです。ブロックチェーン上で予め契約内容や契約執行の条件をプログラムしておくことで、条件に該当した際に契約が自動で執行され、契約などの取引を間に人を介在せず不正や改ざんのない形で取引を運用管理できる仕組みとなっています。

ADAプラットフォーム内では、Haskelというプログラミング言語が使われています。この言語はセキュリティが高く、コードを可読性に優れ実用的なものとします。

さらに、ADAは2層構造のシステムを採用しています。

1層目はADAのブロックチェーン上の取引を記録しておくためもので、2層目はスマートコントラクトを実行する層になります。

2層構造にすることによって、それぞれの層が効率よく役割を果たすことができ柔軟で安全なシステムの構築を実現することができます。

人気を集めるADAのさらなるアイデアとは?

その他にもADAには様々なアイデア技術が盛り込まれ、将来性が見込まれて現在非常に人気になっています。

専用ウォレットDaedalus

(画像引用:https://daedaluswallet.io/)

そのひとつが専用ウォレットであるDaedalusです。このウォレットはCardano及びADA専用であり、高速で取引が可能になっています。さらに、秘密鍵を用いたりペーパーによるコールドウォレットにも対応するなど、セキュリティも強化されています。

将来的には、他の仮想通貨でも使えるようにするなど技術改良も予定しているようです。すでに、ビットコインとイーサリムの対応がすでに決まっていることが公式サイトから読み取れます。

 

取引認証方法はPoS(Proof of Stake)

(画像引用: https://www.youtube.com/watch?v=M3EFi_POhps)

ADAは取引承認方式にPoS(Proof of Stake)を取り入れており、専用ウォレットであるDaedalusにADAを保有しているとステーキング報酬とよばれる配当が受けられるという点も人気の理由です。

PoS(Proof of Stake)とは?

プルーフ・オブ・ステーク(Proof of Stake / PoS)とは仮想通貨で利用されている取引承認方式の一つです。PoW(Proof of Work)が大量の計算の作業量に応じた証明の仕組みであるのに対し、プルーフ・オブ・ステークは仮想通貨を保有(Stake)する割合と保有時間に応じて、ブロックの承認を参加できる仕組みとなっています。電力コストなどの問題も生じず、プルーフ・オブ・ワークよりも効率的な仕組みとして期待されています。

ADAのPoSは、University of Edinburghの教授Aggelos Kiayiaの指導の元、5つの学術機関によって開発されています。ADAの特徴である学術的なサポートが充実しているのは、このような部分で発揮されています。

まとめ

仮想通貨界で人気の通貨ADAについてこの記事では紹介しました。ユニークな技術を多く有しており、非常に将来有望であると感じます。

特に学術的な機関と提携して開発されている技術が多く、信頼度が他の仮想通貨と断然違うのではないしょうか。

今後の技術アップデートに期待します。