ブロックチェーン投票・ボーダレスID管理の機能をもつExpanse

Expanseとは?

(エクスパンス)は分割型ブロックチェーンの元祖・イーサリアムから派生したブロックチェーンプラットフォームで、2015年7月3日の市場へとリリースされています。イーサリアムの開発者が独立したブロックチェーン単体ごとに多機能を装備させることが可能と提案したことから、このExpanseが開発されました。

Expanseの特徴
  • 誰でもブロックチェーン上にアプリケーションを作成可能
  • ブロックチェーン投票・ボーダレスID管理などの機能を持つ
  • ノード式の報酬システム

誰でもブロックチェーン上にアプリケーションを作成可能

Expanseは新規通貨販売といった手続きを踏まないコミュニティベースのプロジェクトによって開発されました。したがって分散型自治組織(DAO)を土台とし、参加者ユーザーが自発的にアプリケーションを作成して、この最先端ブロックチェーンを利用して発表する舞台を提供しています。

ラベル名
DAOとは「Decentralized Autonomous Organization」の略語であり、和訳すると「自律分散型組織」となります。DAOは特定の管理者や主体を持たない分散型の組織で、組織内の階層構造もなく、構成員一人一人によって自律的に運営されているのが特徴です。DAOには管理者がいないため、組織としてのあらゆる意思決定や実行、ガバナンスは構成員の合意によりあらかじめ定められたルールに従って執行されます。
DAO(自律分散型組織)とは・意味 | 仮想通貨の比較・ランキングならHEDGE GUIDE

つまりエクスパンスコミュニティによる進化・発展によって完成していくシステムです。具体的には、スマートコントラクトを利用したP2Pアプリケーションやグループアクション可能なアプリケーションの開発に適していると言えます。

ブロックチェーン投票・ボーダレスID管理などの機能を持つ

Expanseではユーザーが必要とするコンテンツを自由に作成するプラットフォームを用意しています

例えばボーダレスtechといって、市民権・身分証明・資産権管理などの公的サービスを提供するアプリケーションを無料開示しています。

また選挙や国民投票を当ブロックチェーンベースで行うアプリ・VoteLockが現在特許申請中で、これが認可されれば完全な透明性と安全性が担保された投票システムになるとも言われています。

ノード式の報酬システム

Expanseではマイニングによる報酬制度を採用していません。そうではなく、コイン保有者・ユーザーが保有量に比例した報酬を得るノード式で取引の認証作業を行っています。

Expanseの将来性について

Expanse (EXP) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap

取引開始は2015年です。2016年頃から徐々に値上がりの傾向にあり、仮想通貨全体の盛り上がりと共に更に値が上がっていきます。2018年には最高値を記録し、現在は下降傾向ではありますが依然として高い価格で推移しています。

先にも紹介したように、この仮想通貨のプラットフォームなら様々なアプリケーションを作成して、公共サービスから私的な経済活動・娯楽・趣味まで幅広い活用法が考えられます。単に仮想通貨の枠を超えて、新たなネットワークのあり方を提唱するアイテムになっていくと期待されています。

ロードマップでは、PoSとPoWとのハイブリッドの実装や様々なプラットフォームとの連携を予定しています。今後、更に発展していくことが期待されますので、動向に注目です。

Expanseの主な取引所