仮想通貨で注目を集める技術のひとつにスマートコントラクトがあります。
スマートコントラクトは文字通り契約(コントラクト)に関する技術で、現状では契約内の曖昧になってしまう部分や込み入った免責事項などに対応できないなどの欠点もありますが、第三者預託契約やトークンの作成、不動産の契約や業務委託契約など幅広い分野での応用が期待されています。
スマートコントラクトを普及させるには、よりスマートコントラクトを利用しやすい環境が必要です。
それを提供するのが今回紹介するEtherpartyです。
・スマートコントラクトの普及に対するEtherpartyの試み
・Etherpartyの価格推移と購入方法
スマートコントラクトとは何か
スマートコントラクトは契約の条件確認から履行までのプロセスをプログラムにすることで、ブロックチェーン上で自動的に契約を進めることができるようになる技術です。
取引を人の手を介さずに、自動で行うことができるため決済期間の短縮や不正の防止、プロセスを排することによるコスト削減のほか、ユーザ同士による非中央集権的なサービスを作ることにもつながります。
実例としては「ujo MUSIC」という音楽配信サービスを挙げることができます。
従来の音楽業界ではアーティストが楽曲をリリースしてから収入が入るまでに多くの契約と仲介業者が入り、非常に時間がかかりました。
そこでujo MUSICは決済をすべて独自の通貨であるEtherで行い、契約部分をスマートコントラクトによって自動化することで楽曲が購入されるごとにアーティストが直接対価を受け取ることができる仕組みを作りました。
スマートコントラクトの普及に対するEtherpartyの試み
スマートコントラクトは現在の社会システムの多くを自動化することができますが、現状ではプログラミングの知識が必要であり、普及するにはより大衆化する必要があります。
EtherpartyはEthreumベースのトークンで、スマートコントラクト作成ツールとしてEthreumとBitcoinの両方で実行可能なスマートコントラクトを作ることができます。
そのうえ専門知識やスキルがなくてもスマートコントラクトを作ることができるようテンプレートを用意しており、手軽にスマートコントラクトを導入できるようにしています。
このテンプレートは安全性も既にテストされており、リスクを気にすることなく利用することが可能です。
EtherpartyはERC20トークンに準拠しており、Ethreum用のウォレットさえ持っていれば誰でも簡単にスマートコントラクトを導入できるようになるのです。
Etherpartyの価格推移と購入方法
Etherparty (FUEL) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap
Etherpartyは2017年10月に公開され、2017年12月から2018年1月にかけて価格が大きく上昇しましたが、現在では落ち着いています。
Etherpartyの母体であるThe Vanbex Groupはブロックチェーンをビジネス分野に応用するコンサルティングを行う会社で、EEA(Enterprise Ethereum Alliance)という団体に所属しています。
EEAはEthreumのブロックチェーンやスマートコントラクト技術の開発と普及を目的とする団体で、MicrosoftやTOYOTA、J.P.Morganなど世界的な大企業が数多く名を連ねています。
仮想通貨にはScam(詐欺)と言われるものも多くありますが、Etherpartyは確かなバックボーンを有しており、非常に信頼性と将来性のある仮想通貨であると言えるでしょう。
Etherpartyは公式サイトのほかにTwitterでも情報発信を行っているので、チェックしてみてもいいでしょう。
Etherpartyは日本の取引所では購入できないため、海外の取引所へBitcoinやEthreumを送って交換してください。