ビットコインETFの上場申請を目指すSolidXのCEOのDan Gallancy氏

Dan Gallancy氏は、アメリカの仮想通貨関連のスタートアップ企業である「SolidX」のCEOです。SolidXといえば、2018年10月、資産運用会社のVanEc社とCBOE(シカゴ・オプション取引所)とともにアメリカ証券取引委員会の委員との会合で、ビットコインETFの上場申請について議論したことが伝えられています。Gallancy氏もSolidXの代表として会合に出席しました。そこで、Gallancy氏の経歴とビットコインETFの上場申請について見てみましょう。

Dan Gallancy氏率いるSolidXとビットコインETFの上場申請について

・投資分析のスペシャリストでSolidXの代表
・SEC委員とビットコインETFの上場について会合を持つ
・承認には時間がかかるとの見方も

投資分析のスペシャリストでSolidXの代表

Dan Gallancy氏は、ペンシルベニア大学で物理学や電気工学を学んだ後、コロンビアビジネススクールにてMBAを取得しています。また、国際的な投資のプロフェッショナルの証と言えるCFA協会認定証券アナリストの資格を取得しており、投資分析関連に長けた人物です。SolidXに入社するまでに、BeaconLight CapitalやAlson Capital Partnerで投資に関するテクノロジーのスペシャリストとしても活躍していました。現在、Gallancy氏はSolidX PartnersとSolidX TradingにてCEOを務めており、ビットコインETFの上場に向けて同社を率いています

SEC委員とビットコインETFの上場について会合を持つ

Dan Gallancy氏はSolidXの代表として、2018年7月にもVanEckとCBOEとともにSECのスタッフに対してビットコインETFの上場申請のプレゼンをしたと伝えられています。その時はビットコインETFの問題を指摘されたこともあり結論は先送りとなった形ですが、10月に改めて、今度はSEC委員のElad Roisman氏に対してVanEck社とCBOEとともにビットコインETFの上場について議論したそうです。以前指摘された問題はすでに解決されたので、ビットコインETFの上場は承認されるべきだと訴えたと言われています

承認には時間がかかるとの見方も

Gallancy氏は承認に自信を持っているようですが、まだ時間がかかるとの見解を示す人は少なくありません。たとえば、仮想通貨投資のBKCM社のCEOなどは、承認は早くても2019年2月だとしています。いずれにせよ今後の動向に注目です。