Electraとはどのような仮想通貨か?

Electraとは?

Electraは2017年3月に取引開始された仮想通貨で、通貨単位は「ECA」を使っています。発行上限枚数は300億枚と非常に多いのが特徴です。非中央集権型通貨、高速性、効率性を重視した通貨として注目されています。仮想通貨のなかでは後発組にあたるため、それまでのコインを様々に分析して、弱点を補った形で開発された通貨です。特にビットコインやNEMといった、これまでに問題を引き起こしたことのある通貨の脆弱性を良く研究した通貨と言われています。

Electraの3つの特徴
  • 高速取引
  • セキュリティ
  • 効率が高い

高速取引

Electraのメリットは高速取引です。

通常の金融取引では組織と個人の間で行われるため、手数料がかかるのでその分だけ転送時間がかかります。Electraはそうした仕組みをすべて無くして、スピーディに送金できるようになっています。通常は1分前後かかる支払いも数秒で可能です。送金手続きをしたら即座に相手にコインが渡る感覚です

セキュリティ

仮想通貨で最も懸念されるのがハッキングによる被害でしょう。ビットコインやNEMの流出事件は、仮想通貨は危ないものという誤った認識を広げることになりました。

Electraは「NIST5」というブロックチェーンを使っており、悪意ある攻撃からの保護がかなり強力です。トランザクションのスピードを失うことなく、強固なセキュリティを提供しています。

効率が高い

Electraの採用している「NIST5」というブロックチェーンでは、電力効率とセキュリティをより高いレベルで実現するものです。仮想通貨のブロック生成には膨大なエネルギーが必要となりますが、それを最小限に抑えるものです。これまでの仮想通貨よりも遥かに安い電力でブロックチェーンを生成できるとして、評価されています。

Electraの将来性

Electra (ECA) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap

取引開始は2017年です。取引開始後は目立った価格変動もなく低価格のまま推移していました。しかし、2018年に入ると仮想通貨全体の盛り上がりと共に一気に価格が高騰しました。2018年1月には最高値を記録しています。その後、波はあるものの高値をつけながら推移をしています。現在は下降傾向ではあるものの、取引開始時と比較してもかなり高値で推移をしている点は評価出来るでしょう。

Electraは大手の取引所である「Coinfalcon」への上場が決定しています。「FatBTC」にも上場されることが予定されており、こういった大手の取引所から認知されていることは、今後の成長が期待されていると言っていいでしょう。2018年に注目すべき仮想通貨に選出されており、価格も順調に伸ばしつつあります。

欠点らしい欠点がなく、非中央集権型のコインとして今後も需要が伸びていくことが推測されています。公式サイトにはElectraの詳しい情報も載っており、またTwitterやFacebookをはじめとしたSNSでも活発に情報発信しており、誰にでも参加できて地域社会へも貢献できるプログラムも用意されています。

仮想通貨の中には、競合に押されて差別化の出来ない仮想通貨や、道半ばで頓挫し情報発信がなくなったり運営者と連絡が取れなくなる仮想通貨も少なくはありません。悪質なパターンは「詐欺コイン」などと呼ばれるケースも見受けられます。Electraはマーケティング活動も活発で、継続した運営が出来ていることが伺えます。情報収集しやすいので、今後の動向を追いやすいでしょう。

Electraの主な取引所