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Einsteiniumとは?
Einsteiniumとは、科学研究費の調達を目的に作られた仮想通貨です。一定の割合で資金が科学研究費として寄付される仕組みになっています。資金の使い道に透明性があることが特徴で、注目が集まっています。
この記事では、Einsteiniumの3つの特徴について説明します。
- 科学研究を支援するために使われる仮想通貨
- ワームホールという独自のイベントが発生する
- 処理速度が速く使いやすいというメリットを持つ
2パーセントが科学研究発展のために寄付される独特のシステム
Einsteinium(アインスタイニウム)は数ある仮想通貨の中でも、その設立趣旨の面で特徴的なものとなっています。
もともとEinsteinium(アインスタイニウム)という言葉は、元素記号99番目の元素のことで、ここからも科学に関係のあるものであることが分かります。
そして、Einsteinium(アインスタイニウム)では、ブロック生成された時に、その2.5%が寄付に回されるという他にはあまりない特徴を持っています。
0.5パーセントはマーケティングなどの形で使われますが、残りの2パーセントは科学研究のための資金として寄付されることになっていて、このコインを使うたびに科学研究への貢献ができるという特徴を持っているのです。
直接的に何らかの寄付をするという人は多くないかもしれませんが、自分にも益となる仮想通貨の利用を通じて寄付ができるというのは多くの人にとって魅力的な点で、このコインの利用増を促すきっかけとなる可能性を秘めています。
イレギュラーに発生するイベントが楽しい
Einsteinium(アインスタイニウム)のもう一つの技術的な特徴としては、ワームホールと呼ばれるイベントが発生するということです。
これは、イレギュラーなタイミングでブロック生成がされるときにアディショナル報酬が発生するというものです。普通にマイニングをしていて、このイベントに運よく当たると大きな報酬が転がり込んでくるということで、仮想通貨を使う楽しみが出てきますし、コイン運用のために参加するモチベーションにもつながります。
ワームホールが発生するタイミングは二つあり、一つは完全にランダムなタイミングとなり、もう一つは180ブロック生成ごとに発生することになっていて、このワームホールを楽しみにマイニングをするというのも一つの魅力です。
ただし、ワームホールは2017年12月に機能を外されています。
ビットコインの10倍の処理スピード
Einsteinium(アインスタイニウム)のもう一つのメリットとしては、技術が全体的に優れていて使いやすいという点です。たとえば、処理スピードが速く決済手段としても便利です。
ビットコインとの比較で見ると、実に10倍程度のスピードを持っていますので、ストレスなく利用できるというメリットを生んでいます。もちろん、利用者増などの要因で速度は変化しますが、技術改善がその都度なされることを考えると総合力に優れたコインと言えるでしょう。
Einsteiniumの寄付の仕組みは仮想通貨に影響を与えるか?
2017年12月のワームホールの仕組みを外す動きを受け、希少性が高まり価格は急上昇しました。現在はゆるやかな変動を続けています。
マイニング報酬を一定の割合で寄付する仕組みは特徴的で、透明性のあるこの取り組みはEinsteinium(アインスタイニウム)の要といってもいいでしょう。今後、仮想通貨の中でもこのような取り組みが増えていく可能性もあります。その先駆けとして、Einsteinium(アインスタイニウム)の動向には今後も注目していきたいところです。