万全のセキュリティで多くの仮想通貨を管理するスイスの企業Crypto Storage AG

有価証券投資の世界には、富裕層や機関投資家向けに有価証券の保管や管理を行うカストディアンという機関があります。

仮想通貨の世界でも近年ではカストディアンの需要が高まっており、2017年にスイスでCryptoFinanceAGという仮想通貨の資産管理・運用会社が設立されました。

このCryptoFinanceAGはアセットマネジメントを担うCrypto Fund AGと取引の仲介を行うCrypto Broker AG、そして今回紹介する、資産の管理を担当する Storage AGという3つの部門によって構成されています。

Crypto Storage AGの業務内容


Crypto Storage AGは機関投資家を主な対象として、秘密鍵の保管をするためのソリューションを提供しています。

Crypto Storage AGのストレージは豊富な経験を有するスイスのプロバイダによって作られたもので、アクセス制御のために詳細に構成されています。

加えて一般的なデバイスよりも遥かに高いセキュリティ基準をクリアしており、ハッカーの攻撃などによる資産の流出リスクはほぼないと言っていいでしょう。

またCrypto Storage AGのセキュリティは顧客の事情に合わせ、必要とする署名数の変化などのサービスにも柔軟に対応することができます。

Crypto Storageはこの万全のストレージソリューションを機関投資家だけでなく、金融機関の仲介を行う世界中の企業にも提供しています。

そのセキュリティ能力は世界中すべての仮想通貨の時価総額の80%以上を一度に管理できるほどであり、顧客に安心して仮想通貨を運用できる環境を用意することが可能です。

Crypto Storage AGが対応する仮想通貨


Crypto Storage AGはBitcoinやBitcoin Cash、EthreumにEthreum Classic、、Litecoinなど幅広い仮想通貨の管理をすることができます。

ERC20トークンに対応しているため、数多くのEthreumベースの仮想通貨を管理することが可能となっています。

さらに2019年1月9日にCrypto Storage AGは Foundationとの提携を発表し、世界中の管理会社の中で初めてIOTAの管理を可能としました。

IOTAはIoT(Internet of Things)と密接に結びついた仮想通貨で、IoTデバイスの通信のために開発されました。

MicrosoftやSamsungと言った大企業が注目する仮想通貨で、今後IoTが盛んになればその注目度や価格も上がっていくことが予想されています。

Crypto Storage AGは将来性のあるIOTAへ安全に投資できる環境を他の企業に先駆けて作りあげ、他の機関投資家を呼び込むことができるか注目されています。