ConsenSys Diligence Inc.の共同創設者Tom Lindeman氏

Tom Lindeman氏は、アメリカのフィンテック企業「ConsenSys Diligence Inc.」の共同創設者であり、「Enterprise Alliance Security Working Group」でも共同会長を務める人物です。イーサリアムのブロックチェーンを前進させるために、さまざまな活動を行っています。

Tom Lindeman氏について

・日本とも深い関係
・ワシントン州でさまざまな会社の責任者を務める
・イーサリアムのために尽力

日本とも深い関係

Lindeman氏は1984年にフロリダ大学に入学し、国際ビジネスと日本語を専攻しました。大学卒業後、一時期長野県佐久市に住んでいたことがあり、そこで培った日本語能力を生かして「Pacific Marketing Group」という日本を拠点にした英語サービスとテレコミュニケーションの代理店を設立します。1997年まで同社のCEOを務めたあと、2000年に「Shared Media Licensing」というナップスター問題を解決するための会社を設立しました。それらと並行して、Lindeman氏はMicrosoftに入社し、2016年まで20年に渡ってディレクターなどを務めていました。

ワシントン州でさまざまな会社の責任者を務める

Lindeman氏はMicrosoftに在籍中にもいくつかの会社を設立したりCEOを務めたりしています。たとえば2016年には、アメリカワシントン州の「Shinobi Cyber」というサイバーアタックを防ぐための製品を開発する会社のCEOに就任しました。同社の製品は、日本で政府機関や大手銀行などの100万台以上のコンピュータに導入されたそうです。

イーサリアムのために尽力

2017年、Lindeman氏はイーサリアムのブロックチェーン技術のシンクタンクである「Ether Blue」を設立しました。それとほぼ時を同じくして、ConsenSys Diligence Inc.の共同創設者となります。この会社は「Consensys」の内部組織であり、「Mythril」や「Panvala」などのツールを使って、イーサリアムのブロックチェーンをベースにしたエコシステムを健全な状態に保つ取り組みを行っています。また、Lindeman氏は、企業向けのブロックチェーン団体である「Enterprise Ethereum Alliance」においてセキュリティ部門のワーキンググループの会長も務めています。このように、イーサリアムのブロックチェーンを前進させるために日々さまざまな活動に取り組んでいる注目の人物です。