ChromaWay特徴はブロックチェーンの技術や、Walletの技術で、公共や民間セクターの仕事に強いこと

この記事のポイント

1.オーストラリアで、ブロックチェーンを基盤とした土地登録制度システムを採用
2.スウェーデン発のブロックチェーン開発企業ChromaWayとは
3.ChromaWayのプロダクトである、Green Asset Walletとは

1.オーストラリアで、ブロックチェーンを基盤とした土地登録制度システムを採用

オーストラリアのニューサウスウェルズ州は、スウェーデンに本拠地を置くスタートアップ企業であるChramaWayと共同で、ブロックチェーンを基盤とした土地登録制度システムの概念実証を完成させる計画であると発表しました。この計画は2019年の夏までに完了する予定で、そのため7月までに電子不動産情報システムを、新しく開発されるブロックチェーンのシステムへ移行する予定となっています。

ニューサウスウェルズ州の土地登録制度システムでは、州全体の国有地と私有地の法的所有権を定義するようになっています。新しい会計年度からは、ニューサウスウェルズ州で取引される全ての不動産取引は、政府の指令に基づいて、今までの紙ベースではなく、全てデジタルベースで保存されることになります。土地登録制度を運用している会社のCEOである、アダム・ベネット氏は「海外ではすでにブロックチェーンを実装した土地登録制度が一定の実績をあげており、今回の計画の完了によって、大きな利益が生み出されるだろう」と期待のコメントを発表しています。

2.スウェーデン発のブロックチェーン開発企業ChromaWayとは

ニューサウスウェルズ州の土地登録制度システムのデジタル化プロジェクトに抜擢された、ChromaWayは、スウェーデンに本拠地を置く、ブロックチェーンテクノロジー企業です。若い会社ですが、不動産や金融に関するプラットフォームの構築の実績が豊富にあります。今回のプロジェクトにおいて、ブロックチェーンシステムの導入によって、取引の透明性を高め、データの複製の防止に寄与できるとしています。

3.ChromaWayのプロダクトである、Green Asset Walletとは

ChromaWayはGreen Asset Walletにおいて、環境問題の解決のために決議されたパリ協定のゴールを達成するために、自社のテクノロジーを提供しています。また、他社と共同で、環境に考慮した投資の検証やその投資の影響に関する報告ができるプラットフォームの構築にも動いています。公共機関や民間セクターのブロックチェーンの導入に強いのが、ChromaWayの特徴です。