快的打車の陳衛星CEOはブロックチェーンのタクシー業界への応用に意欲




仮想通貨に利用されているブロックチェーン技術は、すでに多くの分野で活用され始めています。物流や農業だけでなく、不動産業や医療の世界でもブロックチェーン技術を使おうという動きが出ているのです。しかし世界を見ると、さらにいろいろな分野にブロックチェーン技術を応用しようとしている人たちがいます。その一つが中国の陳衛星という人物です。

・陳衛星氏は配車アプリ「快的打車」の創始者でCEO
・快的打車は「滴滴打車」との合併で市場をほぼ独占
・陳衛星氏はタクシー業界にブロックチェーン技術を応用した「VV share」導入を検討中

陳衛星氏は配車アプリ「快的打車」の創始者でCEO

陳衛星氏は中国国内でもっともシェア率の高い配車アプリである「快的打車」の創始者でありCEOでもある人物です。これまで世界で配車サービスといえばアメリカのUberが有名でしたが、陳衛星氏が創設した快的打車はあっという間に中国を席巻し、Uberの中国におけるシェア率は今に至るまでほとんど伸びていません。それほど陳衛星氏の快的打車は支持を集めているということなのです。

快的打車は「滴滴打車」との合併で市場をほぼ独占

そんな状況で中国全土を驚かせたのが、陳衛星氏の快的打車と「滴滴打車」という別の配車サービスの合併でした。国内市場のシェア率は快的打車が56.5%、滴滴打車が43.3%となっており、合併によって市場の99.8%をカバーできるということになります。この合併は吸収合併ではないため、陳衛星氏も滴滴打車のCEOもそのままCEOとして残ることになっています。シェア率が99.8%とはいえ、国内市場はまだ拡大する余地が十分にあるので、今後もこの合併した会社はさらに業績を伸ばしていくことでしょう。

陳衛星氏はタクシー業界にブロックチェーン技術を応用した「VV Shere」導入を検討中

陳衛星氏はタクシー業界にブロックチェーン技術を応用した非中央集権型ビジネスモデルの確立を目指しています。ブロックチェーンを利用したライドシェアアプリができれば世界初となります。この「VV Shere」が実現すれば、システム上だけで決済ができたり、より効率的に配車サービスが提供できたりする可能性があるのです。配車サービスで問題があった時にも、すべての記録がブロックチェーン上に残っているので改ざんされる心配もありません。ブロックチェーンが今後どのようにタクシー業界に応用されていくのか楽しみです。