オーバーストックCEOパトリック・バーン氏の株式売却劇

この記事のポイント

・パトリック・バーン氏と仮想通貨
・バーン氏の株式売却
・バーン氏は弱気になったのか?

バーン氏の仮想通貨投資

パトリック・バーン氏といえばアメリカのオーバーストック運営者として知られています。オーバーストックは電子商取引プラットフォームを提供する企業で、仮想通貨とのかかわりが強いことでも有名です。2017年末に発生した仮想通貨バブルでは多くのビットコイン保有者が億万長者となり、仮想通貨成金と呼ばれる人も誕生しました。このような流れに乗る形でパトリック・バーン氏は仮想通貨への投資を行ってきました。2018年8月にはソーシャルネットワークプラットフォームを提供するMindsの取締役会に参画することでも話題になりました。

仮想通貨バブルの崩壊

この流れが大きく変わったのは2018年後半に発生した仮想通貨バブル崩壊です。ビットコインの価格は一気に急落しわずか1週間で価値が半減するまでに暴落しました。ビットコインの暴落は世界経済にも影を落とす形となり、仮想通貨投資家たちの中には損切を行って仮想通貨投資から身を引く人も出ました。仮想通貨バブルがはじけ、その影響が広がる中、パトリック・バーン氏が注目の行動をとることになったのです。

株式売却

パトリック・バーン氏が行ったのは、自分が所有する株式の1割を売却したことです。すでに資産家としても有名なパトリック・バーン氏の株売却劇は仮想通貨投資家たちに不安を与えるものとなりました。パトリック・バーン氏の株放出に合わせてビットコインも下落しているため、仮想通貨投資家たちの間では、パトリック・バーン氏の今後を不安視する声も出ています。これに対してパトリック・バーン氏はどのような声明を出しているのでしょうか。

売却劇の真相

バーン氏がマスコミのインタビューを受けた際、今回の株売却に関する質問を受けました。それに対する答えは「心配ない」というものでした。バーン氏は市場への影響を考慮してこうした発言をしたものと思われますが、不安材料は消え去っていません。市場への不安を取り除くためなのか、バーン氏は今回売却した株式の売却益をすべて仮想通貨への投資へ回すとの声明を出しました。

明るい展望はあるか

なぜこのような発言をしたのでしょうか。投資家たちが、バーン氏が仮想通貨へのあきらめとも見える行動をとり、仮想通貨投資に弱気になっていると判断したからです。この点を裏付ける点として、オーバーストックの株価と仮想通貨相場がほぼ同じ値動きをしていることが挙げられます。バーン氏の発言が真実であれば、仮想通貨の相場が一気に上昇する可能性が有ります。