仮想通貨の将来性を測るうえで、世界中のコミュニティを見ることは非常に有意義です。
コミュニティが活発に動く仮想通貨はそれだけ世界中の投資家の関心を集めている証拠であり、反対にコミュニティが活発でない仮想通貨は詐欺の疑いがあります。
Bitcoinも世界14か所に非営利コミュニティがあり、多くの投資家がフォーラムで情報交換をしています。
今回はTezosのコミュニティのひとつ、CeiboXTZを見てみましょう。
CeiboXTZはTezosのスペイン語コミュニティ

CeiboXTZはアルゼンチンを拠点とするTezosのコミュニティです。
アルゼンチンはスペイン語を公用語として採用しており、CeiboXTZもスペイン語圏の投資家を対象にベイキングを行っています。
ベイキングとは、Tezosにおけるマイニングに当たるものです。
CeiboXTZはブロックの承認を行うベイカーの役割を担い、各投資家からのTezosの委託を受け付けています。
投資家はCeiboXTZに入ることで無償でTezosを得られる機会を増やせ、CeiboXTZはデリゲートサービスによってTezosを集め、ロール(10000XTZ)を増やすことができるためベイカーになりやすくなります。
2019年7月20日現在CeiboXTZでは受け入れられる総量のうち、97%以上が埋められており、盛んに活動していることが分かります。
CeiboXTZでは情報発信も行っている

CeiboXTZではベイキングを行うほかに、Tezosが他の仮想通貨と異なる点や、コンセンサスアルゴリズムであるDPoSの仕組みなどTezosに関する情報をスペイン語で発信しています。
ニュースのほかにも、Tezosのスマートコントラクトを記述するMichelsonというプログラミング言語についても学習できます。
Tezos財団のホームページは英語で書かれています。
現在では翻訳ソフトなども発達しており以前ほど困難ではなくなりましたが、多くの言語で説明することでより多くのコミュニティでTezosを利用しやすくなるでしょう。
特にスペイン語は英語や中国語に次いで世界で3番目に話者人口の多い言語であり、アルゼンチンを始め中南米では共通語として話されています。
CeiboXTZはアルゼンチンのみならず、中南米全体で支持されるコミュニティとなりえます。
Tezosのコミュニティは世界中に存在する

TezosにはCeiboXTZのほかにも、世界中にコミュニティが存在しています。
Tezosのネットワークは大きく「コミュニティ」、「財団」、「開発者」、「産業」の4つの要素で構成されます。
このうちコミュニティはTezosネットワークの中心を占め、Tezosのベイキングや広報活動を実行します。
日本にはTezos財団から助成を受けてTezosの普及に努める一般社団法人Tezos Japanのほか、CeiboXTZと同じくデリゲートサービスを提供するTezos Tokyoといったコミュニティが存在しています。
もし興味があれば、アクセスしてみるといいでしょう。