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中国のCCIDが仮想通貨格付けランキングを発表
2018年8月17日、中国産業情報技術省 情報産業発展センター(CCID)は今年4回目の国際的なパブリックチェーンのテクノロジー評価とそのランキングを発表しました。8月の評価対象の仮想通貨は33コインで、初登場した仮想通貨はNuls(ナルス)とTezos(テゾス)です。前者は21位で後者は28位でした。
以下はNulsとTezosの概要です
Nuls(ナルス)について
カスタマイズ可能なブロックチェーン技術を使って企業の分散型アプリケーション(Dapps/ダップス)の開発をサポートするプロジェクトであり、マイクロカーネル(ソフトウェア群に必要最小限の機能だけを搭載すること)と機能モジュールからできています。
またNuls(ナルス)はマルチチェーン、クロスチェーンコンセンサス、スマートコントラクトなどの運用メカニズムを提供しています。マルチチェーンは自由にシステムを組みわせた分散型アプリケーションのブロックチェーンをサイドチェーンとして、Nuls(ナルス)のメインブロックチェーンと繋ぐことを可能にしてくれます。Nuls(ナルス)のスマートコントラクトは洗練されていて、自由にプログラミングをすることができ、専門用語も不要です。
Nuls(ナルス)はカスタマイズ可能なモジュール(部品)に分けられていることにより、企業がブロックチェーン技術を導入しやすくするシステムで、企業からの信頼を向上させることを目的としたプラットフォームです。
Tezos(テゾス)について
Tezos(テゾス)は2014年にスタートしたプロジェクトで分散型アプリケーション(Dapps/ダップス)のプラットフォームです。目的は既存の仮想通貨システムの弱点を克服するためとされています。契約書作成の過程に発生する脆弱性をかなり軽減することに成功し、ほとんどのコードとアルゴリズムは自己修正が可能で、ハードフォークの問題を効果的に回避してくれます。
また、Tezos(テゾス)はとても高度な正式な検証技術を導入しています。マイニングアルゴリズムを使用すると、利用者はブロックチェーンのセキュリティを維持し、ノードを委託または自己実現することで報酬を得ることができます。
出資者に対して強固なセキュリティを示し、委任や正当な承認し、プロトコルの決定権を出資者に与えることで信頼を得ています。将来、ブロックチェーンを幅広く採用されることになるという信念をもって構築されました。
Tezos(テゾス)は世界中の開発者と利用者で作られたコミュニティがあり、両者ともプロジェクトの革新と管理運営に参加することができます。Tezosのベータネットは2018年7月にスタートしています。
中国産業情報技術省 情報産業発展センターー(CCID)の評価基準は?
2)公開チェーンのノードは自由に作成することができること
3)公開ブロックブラウザがあること
4)オープンソースコードがあること
5)ホームページがあり、ブロジェクトチームと連絡を取ることができること
中国産業情報技術省 情報産業発展センター(CCID)によるランキングは2018年5月より毎月1回公開されることになっています。