CBoEの顧問弁護士を務めるKyle Murray氏




Kyle Murray氏は、シカゴ・オプション取引所(CBoE)の顧問弁護士を務めています。2018年10月に行われたアメリカ証券取引委員会(SEC)のElad Roisman委員とCBoE、Solidx、VanEckの3社の代表との会合に出席し、ビットコインETFの上場申請の承認について意見を述べたと見られます。

Kyle Murray氏について

・ライジングスターに選ばれた弁護士
・SECに反論の書簡を送る
・仮想通貨推進派の委員と会合を持つ

ライジングスターに選ばれた弁護士

Kyle Murray氏の経歴について詳しいことはわかりませんが、ノーザンケンタッキー大学ローカレッジ出身で、2008年から弁護士業を開始していると思われます。2014年と2017~2018年に弁護士間の「ライジングスター」に選出されました。この称号は、各州から選ばれた少数の実績ある弁護士にのみ与えられるもので、Murray氏の手腕は確かなものだと思われます。だからこそ、世界でもトップクラスの取引量を誇るCBoEの顧問弁護士を務め、SEC委員との会合にも同社代表として出席したのでしょう。

SECに反論の書簡を送る

ETFの上場申請の承認はこれまで何度も判断が延期されてきましたが、一つの理由が、相場の価格操作など不正行為に対する懸念です。そのため、SECはCBoEに対し、不正行為に対処するための取引所間における監視協定の締結を求めていました。これに対して、Murray氏は、ブロックチェーン技術の透明性や、CBoEは仮想通貨取引所の「Gemini」とすでに監視協定を結んでいることなど反論を掲げた書簡を提出しています。しかし、SECは、Murray氏の反論に対し、国法に則った証券取引所でもないGeminiは取引高も少ないし監視協定を結ぶ相手としては不十分であると指摘しました。

仮想通貨推進派の委員と会合を持つ

しかし、2018年10月に、先の3社の代表(Murray氏を含む)とSECの新任委員であるElad Roisman氏が新たにビットコインETFの上場申請についての会合を持ったことが報じられ、にわかに承認を期待する声が高まっています。この時の会合で3社の代表は、先に指摘された問題は解決済みであり、ビットコインETFの上場は妥当であると強調したようです。Roisman氏は親仮想通貨の人物として知られていますから、結論は2019年に入ってからになると予想されるものの、上場推進派にとっては期待が持てる状況と言えるのではないでしょうか。