中国の規制当局「国家インターネット情報弁公室(CAC)」とは




 

この記事のポイント

■国家インターネット情報弁公室(CAC)は中国の規制当局
■ブロックチェーンの標準化のスピードアップを提唱
■すでにホワイトペーパーが公開

国家インターネット情報弁公室(CAC)とは?

国家インターネット情報弁公室(CAC)とは、中国のブロックチェーン関連のサービス業者や開発業者を規制するための規制当局で、中国の国家が直接運営している政府機関の一つです。国家インターネット情報弁公室(CAC)は2018年11月に、ブロックチェーン産業をより一層活性化させ、中国全土の様々なサービスのためにブロックチェーン技術を取り入れて標準化することが必要だという見解を表明しました。

中国はもともとブロックチェーン技術に対しては積極的な姿勢を持っていて、国がブロックチェーン技術開発のために公的機関を設立したり、地域によってはすでにブロックチェーン技術を実用化したケースやシステムなども存在しています。データ改ざんができないという透明性の高さや、分散管理をするために高いセキュリティが期待出来るという点において、たくさんの人民を抱える中国においては、ブロックチェーン技術は国民の生活に大きく役立っているということなのでしょう。

既にホワイトペーパーが公開

国家インターネット情報弁公室(CAC)では、中国国内においてどんな風にブロックチェーン技術を標準化するべきなのかという点が、すでにホワイトペーパーとして公開されています。このホワイトペーパーによると、標準化の対象となるのは5つの分野に区分されていて、情報セキュリティ、相互運用性、設立、プロセスと手法、ビジネスと応用に分類されています。

このホワイトペーパーが公開されたのは2018年5月ですが、公開された時点でもすでに開発はスタートしていたようです。2019年1月現在においては、国際ブロックチェーンの標準規格を作成するところまで進んでおり、すでに策定段階に突入したと言われています。

求められる人材育成

中国では、ブロックチェーン技術の開発を行うエンジニアが圧倒的に不足しています。そのため、ブロックチェーン技術の開発や実用化に向けたシステムやアプリ開発がすすめられる以上に、今後のブロックチェーンをサポートするエンジニアたちの育成が求められています。ブロックチェーンにおける標準化に向けての作業はどんどん進められていますが、この先にも高いハードルがいくつも存在するだろうという見当はついているようです。人材育成をすすめながら、一つ一つのハードルをクリアしながら技術開発がすすめられていくことになるでしょう。