ブロックチェーン開発と仮想通貨の普及に取り組むライトコイン財団

 

ライトコインを管理するライトコイン財団は、2018年12月、アメリカ・カリフォルニア州で開催された総合格闘技「アルティメット・チャンピオンシップ(UFC)」のイベントスポンサーを務めました。仮想通貨の一般への普及のための取り組みです。

ライトコイン財団の取り組み

・ビットコインに次ぐ歴史を持つライトコイン
・UFCのスポンサーシップを務める
・「ブロックチェーン技術はメインストリームに近づいている」

ビットコインに次ぐ歴史を持つライトコイン

ライトコインは、2011年にGoogleのエンジニアだったCharlie Lee氏によって開発されました。ビットコインに次いで誕生した仮想通貨で、ビットコインの特徴を受け継ぎつつも、ビットコインの弱点を補強しているのが大きな特徴です。「ビットコインが金ならライトコインは銀」とLee氏自身は語っています。発行上限枚数がビットコインより多く、マイニングが容易で取引スピードが早いなど、ビットコインにはないメリットで実際の決済手段としても普及しつつあります。なお、仮想通貨といえば非中央集権的な管理が売りですが、ネットワークを開発しているのはライトコイン財団であり、Lee氏はその財団のマネージング・ディレクターを務めています。

UFCのスポンサーシップを務める

2017年12月に史上最高値を記録して以降、仮想通貨は市場全体が低迷を続けています。多くの銘柄が価格を下げており、ライトコインも例外ではありませんが、それでも多くの企業と地道に連携を進めており、将来の見通しは決して暗くありません。それどころか、次々と新たな取り組みに乗り出しており、ブロックチェーン開発と仮想通貨の普及に務めています。そんな取り組みの一環として、2018年12月、ライトコイン財団はアメリカの総合格闘技「アルティメット・チャンピオンシップ(UFC)」の公式スポンサーを務めることを発表しました。ライトコイン財団がスポンサーを務めた試合は、12月29日にカリフォルニア州イングルウッドで開催されたUFC 232の、UFCライトヘビー級ランキング1位のジョン・ジョーンズ選手と同2位のアレクサンダー・グスタフソン選手のタイトルマッチです。

「ブロックチェーン技術はメインストリームに近づいている」

ライトコイン財団は、今回のスポンサーシップの発表に当たり、ブロックチェーン技術がメインストリームに近づいていることを強調していました。実際、仮想通貨関連企業がスポーツ市場でスポンサーシップを務めるケースが徐々に増えているように、一般への普及も徐々に広がっていくことが期待されています。