エキサイティングなブロックチェーンプロジェクトに取り組むChainalysisのCOOはJonathan Levin氏

 

この記事のポイント

■Jonathan Levin氏はChainalysis社の創設者兼COOを務める人物
■Chainalysis社は暗号通貨の悪用や犯罪を防止するための企業
■ブロックチェーン技術を使い、世界中の政府機関や法執行機関へソフトを提供

Jonathan Levin氏は学術経済学者

Jonathan Levin氏はもともと、イギリスの名門校オックスフォード大学で学術経済学者として環境経済学を研究していた人物です。その頃に初めてビットコインと出会い、将来的にはビットコインこそがグローバルで大規模な社会を実現することになると確信しました。
その後、Jonathan Levin氏はブロックチェーン技術の将来性および旧ガードと暗号通貨によってもたらされる次世代に向けて研究を行いました。環境経済学者からいきなりChainalysis社の創設者として転身したわけではなく、フィンテックのスタートアップに尽力した人物や、Techstars New Yorkフィンテックのプログラマーたちとの交流を持ちながら、少しずつブロックチェーンにおけるノウハウやスキル、そして経営などの実績を培っていきました。

2015年にベンチマークキャピタルのシリーズAを調達

Jonathan Levin氏がCOOを務めるChainalysis社は、2015年にTechstartsプログラムを開催し、その直後にはベンチマークキャピタル社からシリーズAを調達するなど、着々と飛躍的な成長を遂げています。この企業はより多くのベンチャーキャピタルの投資を支援する業務を積極的に行うことで、Chainalysis社自らも経営を拡大して企業の成長につなげています。

ハッカー対策とセキュリティの大切さ

Jonathan Levin氏のChainalysis社は、仮想通貨取引所だったマウントゴックスがハッキングの被害にあった際には、どのようなプロセスで暗号通貨が消滅したのかという点について、調査する任務を任された実績があります。このプロセスによってChainalysis社は世界中から注目を集めましたし、Chainalysis社が提供する製品もまた、世界中から注目されました。
この調査プロセスにおいては、Chainalysis社では調査ソフトウェアを構築する必要があり、それによって仮想通貨がどこに行ってしまったのかを理論的に把握しました。そして、そうした理論から、今後同じような犯罪が起こらないように、理論の選択を解除するシステムの機能構築に尽力したのです。
現在Jonathan Levin氏は、企業のコンプライアンスが適切に行われているかという点において、インフラの構築に尽力しています。現在の仮想通貨市場は弱気市場と呼ばれることがあり、差し迫る規制と今後どう向き合うのかという点もまた、注目されています。