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BlackCoinとは?
2014年2月24日にリリースされたBlackCoinは、ビットコイン型のマイニングを必要としないPoS式のコンセンサスアルゴリズムに徹した初めてのアルトコインとして評価されています。多くのアルトコインがビットコイン式のPoW式と、このPoS式のハイブリットタイプであることを考えると、独自に強化されたPoSを採用しているBlackCoinの安全性の高さ・高速取引・省エネ運用などのハイスペックが目立ちます。
- 高いセキュリティ性をもつPoS 3.0プロトコルを採用
- 全コイン保有者参加型マイニングで、省エネ運営
- 将来の高トランザクション状態にメリット
高いセキュリティ性をもつPoS 3.0プロトコルを採用
PoSのハイスペックはアルトコイン界でも充分に実証されていますが、BlackCoinでは初期バージョンから2度のアップデートを経たバージョン3を採用しています。
マイニング報酬は、各自が保有しているコイン量に比例することから、いわゆる51%攻撃のリスクが軽減されるという安全性があります。また長期保持によってマイニング率が高まるシステムで、トレーダーよりはキーパーの方が報酬益が高くなるのも特徴です。
51% 攻撃とは | 仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の購入/販売所/取引所【bitFlyer(ビットフライヤー)】
全コイン保有者参加型マイニングで、省エネ運営
ビットコインでは、PoW式のマイニングによって一攫千金を狙うプロマイナーたちの活躍の場になってしまった反省点があります。中国の田舎町に巨大なコンピュータルームを造り、膨大な電気量をつぎ込んで承認作業に当たるプロ集団です。
しかしPoS式のBlackCoinはコンセンサスアルゴリズムによって、保有量に応じた報酬システムをとっているので、プロマイナーの活躍の余地がありません。結果として運用上省エネになるという訳です。
将来の高トランザクション状態にメリット
PoSはユーザー間でコンセンサス確認をする単純なシステムで、複雑な計算を擁する承認作業よりも処理速度を向上させることができます。この条件はネットワークが拡大する過程で、トランザクションがもっと必要となった時に優位性を発揮するとされています。
BlackCoinの将来性
BlackCoin (BLK) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap
2014年に取引が開始されました。取引直後は大きく値を上げましたが、すぐに下降傾向に転じます。2015年に再度価格が上昇しますが、それから2017年末までは下降傾向が続きました。仮想通貨全体の盛り上がりと共に、2017年末から2018年にかけて最高値を記録します。その後、多少の値上がりはありましたが現在にかけてゆるやかに下降していきます。
PoSの機能に磨きをかけ、従来のPoSを導入している仮想通貨よりも優れた性能を打ち出しているBlackCoin。今後、PoSのバージョン3がより普及して、その優秀さが認められると共にBlackCoinの発展につながることを期待出来るでしょう。TwitterなどSNSの発信力もあるので、要チェックです。