BitPayはステーブルコインでの仮想通貨決済が行える企業

仮想通貨は今のところ投資の対象として認識されていますが、世界では徐々に仮想通貨決済が行える店舗が増えてきています。日本国内でも家電量販店の中には仮想通貨決済が行えるところが出てきました。仮想通貨決済が世界中で行えるようになれば、現金などを持ち歩かなくても旅行が楽しめるなどのメリットがあります。そうした仮想通貨決済を後押ししているのが「BitPay」です。

この記事のポイント

・BitPayは仮想通貨のオンライン決済サービスを提供
・BitPayはBitCoin、BitcoinCashでの決済が可能
・BitPayはステーブルコインの受け入れを開始

BitPayは仮想通貨のオンライン決済サービスを提供

BitPayという会社は2011年にアトランタで設立されました。まだBitCoinがそれほど認知されていなかった頃に、商取引などにおいてBitCoinでの支払いを普及させることを目的としていました。今やBitPayはBitCoinを介して様々な法定通貨での取引を可能にするプラットフォームとして大きな役割を果たしています。BitPayの仮想通貨決済を利用しているのは164ヶ国の2万社で、非常に多くの企業がBitPayを利用していることがわかります。

BitPayはBitCoin、BitcoinCashでの決済が可能

BitPayはBitCoinの支払いを普及させる目的で設立されたものなので、当然BitCoinでの決済が可能です。しかしそれだけではなく、BitCoinから分裂したBitcoinCashでの決済も2018年8月から可能になりました。大変便利な方法ではあったのですが、BitCoinもBitcoinCashも価格変動が激しいため高いリスクが伴うことが問題点として指摘されてきました。それを補ったのがステーブルコインです。

BitPayはステーブルコインの受け入れを開始

BitPayはBitCoinやBitcoinCashに続いてGemini USDとCircle USDという二つのステーブルコインの受け入れを発表しました。ステーブルコインとは法定通貨や他の仮想通貨が担保になった仮想通貨のことです。Gemini USDやCircle USDは米ドルが担保になっています。米ドルは大きな価格変動がほとんどないため、より安心して仮想通貨決済に用いることができるものです。Gemini USDやCircle USDの導入によってBitPayはリスクをこれまで嫌ってきたアジア太平洋地域や南アメリカなどで業績を伸ばしていくことでしょう。