Bitcoinマイニングの世界最大手Bitmainが顧客確認(KYC)を導入




この記事のポイント

・世界最大手のビットコインマイニング業者BitmainがKYC(顧客確認)の導入を発表
・Bitmain社はBitcoinのマイニングシェア全世界の3割程度を押さえている
・KYCの導入に関しては法令遵守のためとし、全顧客にKYCの手続きを行うよう求める。

2018年8月、ビットコインマイニング業者の世界最大手であり、ASICチップの開発会社でもあるBitmainが、Know Your Customer(KYC 顧客確認)の導入を発表しました。同社はこれまでKYCを導入していませんでしたが、今後、Bitmain社のマイニングマシン等を購入する際には、KYCの手続きが必要になります。

Bitmain(ビットメイン)は北京に拠点を置く、仮想通貨におけるマイニング事業を全世界で展開している最大手企業です。BitcoinやEthereumのマイニングに用いる専用集積回路(ASIC)を開発、膨大なマイニングを行い、2013年に設立された同社はわずか4年後の2017年には、3200~4300置く円もの営業利益を上げています。子会社にBTC.com社とAntpool社があって、BTC.comのBitcoinマイニングシェアは世界一、世界全体の2割程度を担っています。Antpool社のシェアを加えると、世界のマイニングにおけるシェアの3割以上を握っているとされています。

既存の顧客に対しても顧客確認手続きをするよう要求

Bitmain社はマイニングマシンの新規購入者のみならず、既存の顧客に対してもKYCの手続きを可能な限り早期に完了するよう求め、行わない顧客に対しては購入が制限されるか、サイトからブロックされることになります

BitmainのKYCの手続きに必要になるのは、名前・住所・身分証明書・国民識別番号等のデータです。これをプラットフォームのポータルサイトに提出しなければなりません。Bitmain社は、プライバシーデータを当人に許可なく第三者に公開することはないとしていますが、政府の要請があった場合には開示することもあるとしています。

KYCの手続きを行っていない、もしくは認証中の場合、購入は国内ウェブサイトでは30万円までの、英語版ウェブサイトでは0円=購入できない状況に制限がかかります。KYCの認証が完了して、個人確認が承認された場合は、購入額の制限はなくなる一方、承認が降りなかった場合、購入はできなくなります

Bitmain社は、これまで導入していなかったKYCを今回なぜ導入するかに至ったかについては、法令遵守のためとしています。