日本での展開が待たれる仮想通貨取引所BITBOXとは何か?

 

海外の仮想通貨取引所は数多くありますが、BITBOXほど日本市場への参入が待たれる仮想通貨取引所は無いでしょう。BITBOXはあのLINEが運営する仮想通貨取引所です。

・BITBOXはLINEが運営し、30種類以上の通貨どうしを交換する仮想通貨取引所
・独自のトークンであるLINKを取り扱い、アプリでの利用も可能
・2018年末現在アジア圏で取引をしているが、日本とアメリカでは利用できない

一体、BITBOXとはどんな仮想通貨取引所なのか?詳しく見ていきましょう。

あのLINEが設立した初の仮想通貨取引所

今や若者の生活に欠かせないコミュニケーションアプリの代表格がLINEです。今や世界中にユーザーを増やしているLINEが、満を持して仮想通貨市場に乗り出したのが仮想通貨取引所のBITBOXです。

BITBOXは2018年7月にオープンしました。法定通貨の扱いはなく、仮想通貨同士の交換のみが行える取引所です。従って、他の取引所で購入した通貨を持ち込んで取引をすることになります。取り扱う通貨は、ビットコインやライトコイン、モナーコインを始めとした30種類以上。手数料は0.1%と低めのため手軽に取引ができます。

さらに、2018年10月には、BITBOX独自の通貨であるLINK(LN)の取り扱いを始めたと発表しました。このLINKは、LINEが提供するアプリケーションにおいて参加報酬として配布され、それをBITBOXでの取引に利用することも可能になるということです。さらに、2018年11月にはAndroidアプリもリリースして、ユーザーの利便性を高めています。今後iOS版もリリース予定とされています。

日本での利用が待たれるBITBOX

そんな大注目のBITBOXですが、現在日本とアメリカの居住者では利用することができなくなっています。これは、日本の金融庁とアメリカのSECによる認可を受けてないためです。当然、LINEは金融庁にも申請中とのことですので、近い将来日本でも使えるようになるかもしれません。

BITBOXは台湾やインドネシア、タイなどアジア圏での顧客が多く利用しているようですが、取引量は世界111位とあまりふるいません。
また、2018年12月にはイーサリアム関連の取引の一部を廃止するなど、苦戦していることが伝えられています。

LINEの利用者は日本に集中していますので、BITBOXが飛躍するためには日本のユーザーに門戸を開放する必要があります。BITBOXの日本での利用開始が待たれるところです。