メキシコ中央銀行Banxicoの仮想通貨とのかかわり




 

この記事のポイント

■Banxicoはメキシコの中央銀行
■国内の仮想通貨関連サービスの提供には、Banxicoからの認可が必要
■ブロックチェーン技術の開発にも尽力

メキシコにおけるブロックチェーン技術開発への取り組み

2018年11月に、メキシコに国内で初となるブロックチェーン協会が設立されました。ブロックチェーン技術の開発については、各国ともに取り組み方は異なりますが、政府を挙げて開発をサポートしたり、政府が新たにブロックチェーン技術の研究開発を行うための機関を設置するなど、積極的に推進する国がたくさんあります。そんな中、メキシコではブロックチェーン技術を活用したソフトウェア企業をはじめとする複数の企業が、国で初めてとなるブロックチェーン協会を結成したのです。

この協会のメンバーとなっているのは、エクスポネント・キャピタル、ビットソ、GBM、ルヴナ・キャピタル、ボラビット、コンセンシス、ビバなどです。この協会の目的は、市民や一般ビジネスに対して、ブロックチェーン技術の存在や利便性を啓蒙することにあります。

規制当局と協力しながら促進

メキシコにおけるブロックチェーン業界をけん引するリーダーたちは、この技術は単独で進展するものではなく、政府機関と協力しながら進歩することが必要不可欠だと考えているようです。そのため、国の規制当局と協力し合いながら、より透明性が高くセキュリティ面に優れたブロックチェーン技術の実用化に向けて、様々な方向から取り組みを行っています。法規制が遅れてしまうと実用化までたどり着かないため、アメリカで設立されたパクスやギャラクシーデジタルなどの金融機関や技術系企業10社によって構成されているデジタル資産市場協会(ADAM)と協力しながら、仮想通貨業界における行動規範の整備に取り掛かっています。

全ての仮想通貨はBanxicoの認可が必要

ブロックチェーン技術と言えば、仮想通貨の存在を切り離して考えることは難しいでしょう。メキシコ政府は、ブロックチェーン技術をスムーズに普及するための対策の一つとして、国内で仮想通貨関連のサービスを提供する場合には、その企業および金融機関はメキシコの中央銀行となるBanxicoから認可を受けることを義務付けました。

企業や金融機関は、Banxicoから認可を受けるための書類作成が必要となり、業務や経理の状態を説明したり、徴収予定となる手数料を準備したり、顧客の身元を証明する仕組みに関して、Banxicoへ説明する事業計画を作成しなければいけません。