金融市場の在り方を規制するドイツの規制当局BaFin




BaFinとは

BaFinとはドイツ連邦金融監督庁のことで、ドイツ国内の銀行をはじめとする金融市場に対して管理監督を行う規制当局です。この規制当局は2002年に設立され、ドイツの主要都市ボンとフランクフルトに本拠地が置かれています。近年では経営不振に苦しむドイツ銀行に対して、BaFinが特別監査を行っていたことは有名な話です。この様に金融業界に絶対的な管理力を発揮し、具体的な指導や規制を施すことのできる機関です。

BaFinの注目すべき活動

・ドイツ銀行に資金洗浄対策の改善指示
・英国仮想通貨関連企業・Finatex Ltdの一部業務停止を命令
・ICOトークンへの投資リスクを警告

ドイツ銀行に資金洗浄対策の改善指示

ドイツ連邦金融監督庁BaFinは2018年9月に、ドイツ銀行にマネーロンダリングおよびテロ資金の送金防止への対策をより強化するように指導し、同時にその改善への取り組みを監視する監督者を任命する措置を講じました。特別監察課にあるドイツ銀行は当然その指導を受け入れ、一定期間内に迅速に結果を出すとコメントしています。これはBaFinの強力なリーダーシップが発揮された一例です。

英国仮想通貨関連企業・Finatex Ltdの一部業務停止を命令

BaFinは2018年11月に、英国の仮想通貨関連企業・Finatex Ltdに対して業務停止の命令を出しました。その理由はFinatex社が仮想通貨取引を含む取引プラットフォームCrypto-Capitalsにおいて、クロスボーダー取引を行っていたからです。なお仮想通貨ばかりでなく、株式や法定通貨やコモディティなどの差金決済契約も取り扱っていたことも理由にありました。またドイツ銀行法など金融規制上必要な許可も持っていなかったことで、その取引を停止させるに至りました。

ICOトークンへの投資リスクを警告

BaFinは2017年後半にICOトークンに焦点を当て、仮想通貨を徹底して監督することを公表しています。その後仮想通貨相場は破壊的に高騰し、その年末にピークアウトをした瞬間に大暴落を見せました。このように無秩序な投資環境では、一般のICO投資家が大きなリスクを負ってしまうと指摘しています。そこでICO実施者に対して、取扱う金融商品や証券等を厳密に確認し、運用の可能性を法的根拠で明らかに示すべきと指導しています。

まとめ

仮想通貨の法的整備が不完全なまま流通を始めている現在、その安全性や適性をチェックする機関は必要です。BaFinのように強制力を持った規制当局の活躍が期待されています。