仮想通貨のATM企業コインソースがアメリカにある

・法定通貨のように仮想通貨のATMがある
・コインソースはアメリカに40台のATMを展開
・ニューヨークでビットライセンスを取得

アメリカには仮想通貨のATMがある

仮想通貨は日本でも注目されていますが、実際の通貨としてというよりは資産運用のための金融商品として扱われることが多いです。しかし仮想通貨先進国のアメリカでは、実際の通貨のように普段のショッピングでも活用されています

例えばアメリカには仮想通貨のATMも各地に設置されています。ATM企業も出てきていて、その中の一つにコインソースがあります。コインソースはテキサスに本社のあるATM企業で、アメリカ各地に40台のATMを設置しています。コインソースでは独自のシステムを開発して、口座開設するにあたって運転免許証と自撮りの顔写真、携帯番号を提出すれば、簡単に口座開設できます

NYDFSから承認を受けた

このコインソース、2018年11月1日にNYDFSというニューヨーク金融サービス局からビットライセンスの承認を受けました。ビットライセンスとはニューヨーク州が発行している、仮想通貨事業を行うためのライセンスのことです。ビットコインATM企業で、このビットライセンスを取得したのはコインソースが初めてのことでした。これまではこのライセンスを取得していたのは、仮想通貨取引所やプラットフォームだけだったのです。

ニューヨーク州はアメリカの中でも、仮想通貨の規制が厳しいといわれています。規制の厳しいニューヨーク州の規制登録であるNYDFSがライセンスを発行した事実は大きいです。NYDFSはマネーロンダリングやテロ資金への供与、ビットコインの不正利用が起こらない、また万が一起きた場合の対策がきちんと講じられているかを審査のポイントで重視しました。そしてそれをクリアしたということは、極めて安全性の高いATMであるとお墨付きを与えたようなものです。

ATMの実際の使い方は?

アメリカを訪れた際にコインソースのATMを使用する場合、まずはどのくらいの仮想通貨を購入するか画面にタッチします。そうしたら、携帯番号を入力します。これが身元確認の手続きに該当するわけです。すると皆さんのスマホや携帯電話に、確認コードが届けられるのでその数字をATMに入力しましょう。そしてIDのスキャンを実施して、ウォレットコードもしくはアドレスのいずれかを入力します。そしてビットコインを購入するためのドル紙幣をマシンの中に入れれば、ビットコインがその分ウォレットの中に入ります