AnyPayとGunosyが投資するインドのオンライン決済サービス会社「Instamojo」

Instamojoは、2012年設立のインドのバンガロールに拠点を置くスタートアップ企業です。中小企業向けにオンライン決済のプラットフォームを提供しています。2019年1月、ICOコンサルティングなどを行う東京都港区のAnyPay株式会社が、同社のシンガポール法人を通じてInstamojoに追加投資を行うことを発表しました。

AnyPay株式会社らのInstamojoへの投資について

・オンライン決済プラットフォームのInstamojo
・著しい成長が見込まれるインドのキャッシュレス市場
・Gunosyも投資を発表

オンライン決済プラットフォームのInstamojo

Instamojoは、オンライン決済プラットフォームをおもに中小企業に提供しているインドのスタートアップ企業です。決済リンクが簡単に作成できること、また、販売や集金のプロセスも簡単であることなどから、インドにて60万人以上のユーザーを獲得しています。また、少額ローンや配送支援のサービスも2018年に開始しており、ECサイトで必要とされるサービスを一箇所でまとめて提供できるようにしました。

著しい成長が見込まれるインドのキャッシュレス市場

昨今のインドでは、デジタル通貨やキャッシュレス決済が急速に普及しています。インド政府も「デジタルインドプログラム」という政策を掲げ、それを後押ししている状況です。今後も成長が見込まれる分野で、India Brand Equity Foundationの予想では、2026年までにインドのeコマース市場は2000億ドルまでに達するとされています。Instamojoもこうした状況において台頭してきた企業で、同社の将来性に注目したAnyPay株式会社が投資を決めました。

Gunosyも投資を発表

また、AnyPay株式会社とブロックチェーン事業の「LayerX」という合弁会社を設立したGunosyも、同じく2019年1月にInstamojoへの出資を発表しました。Gunosyの投資は、同社の投資部門を手がける子会社のGunosy Capital Pte. Ltd.(シンガポール)を通じてなされるもので、金額は公表されていません。GunosyがInstamojoへの投資を決めた理由も、AnyPayと同じくインドでのキャッシュレス市場の急速な拡大とInstamojoの高い成長性です。なお、Gunosy Capitalを通じてGunosyがインド企業に投資するのは、レンタカー事業の「Zoomcar」に続いて二度目となります。