仮想通貨で納税を行うアメリカのインターネット小売業者「Overstock.com」




 

Overstock.comは、ユタ州ソルトレイクシティ近郊のミッドヴェールに本社を構えるアメリカのインターネット小売業者です。2019年1月、同社はオハイオ州における事業税の一部を仮想通貨で支払う予定があることを発表しました。これにより、Overstock.comはアメリカで最初の法人税を仮想通貨で納める企業になります。

Overstock.comがオハイオ州における事業税を仮想通貨で納めることについて

・早くから仮想通貨を取り入れてきたOverstock.com
・仮想通貨で納税するアメリカ初の主要企業
・仮想通貨での納税を認めたオハイオ州

早くから仮想通貨を取り入れてきたOverstock.com

1997年に創業したOverstock.comは、いち早くインターネットを導入した小売業者です。途上国の労働者の手作りによる家具などを法人向けに販売するなどして事業を軌道に乗せ、ネットオークションのサービスも早い段階で提供してきました。また、2014年からは代金の支払いにビットコイン受け入れるなど、アメリカの小売業者のなかでも早くから仮想通貨に対応してきた企業です。

仮想通貨で納税するアメリカ初の主要企業

Overstock.comは、2019年1月、オハイオ州における事業税の一部をビットコインで納めると発表しました。アメリカで仮想通貨で法人税を納める最初の主要企業となります。同社のPatrick M. Byrne CEOはこれについて、「アメリカ政府が仮想通貨のような新しい技術を思慮深く採用していくことは、世界経済の最前線でアメリカの立ち位置を確固とするための最善の方法となるだろう」と述べました。

仮想通貨での納税を認めたオハイオ州

オハイオ州では、2018年11月にビットコインとビットコインキャッシュで企業の納税を受け入れる旨を発表しています。「OhioCrypto.com」という専用サイトを設け、仮想通貨での納税を希望する企業に対し、行政登録を呼びかけていました。仮想通貨による納税が認められたのは23種類の税金で、Overstock.comはそのうち商業活動税(CAT)をビットコインで納めることになります。「ビットコインは正統な通貨の形態である」と語るオハイオ州のJosh Mandel財務官は、Overstock.comの判断を称賛し、2020年には仮想通貨で納税できる税金の種類を増やすとともに、個人の納税にも対応していくと語りました。また、ビットコイン以外の仮想通貨でも納税できるようにしたいとのことです。