電子商取引の雄アリババが仮想通貨界へ進出?

この記事のポイント

・支付宝で有名
・仮想通貨へ参入
・アリババが米国へ特許申請

支付宝という決済方法を聞いたことがあるかもしれません。支付宝とはアリババが開発したオンライン決済手段でアリペイとも呼ばれています。日本でもアリペイを導入する動きが活発化し、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、家電量販店でも利用できるようになりました。会員数は3億人ともいわれ、今後さらに急成長が見込まれる電子決済手段の一つとなっています。

電子商取引の雄

アリババグループは中国の巨大ECサイトである淘宝網を運営し総額51兆円もの流通総額を誇るサイトとしても世界的に有名になっています。アリババが開発したアリペイはウィチャットとよばれるSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に搭載される電子商取引決済手段で、スマートフォンなどの携帯端末で2次元バーコードを読み込むことで決済を完了する独自のシステムを採用しています

バーコード決済は中国国内に瞬く間に浸透し、一般の商店だけでなく市場や寺院の賽銭箱にまで採用されるようになり、現金に代わる決済手段として数億人もの利用者を得ています。バーコード決済は日本でも採用されるようになり、アリペイに倣った仕方でラインペイやPAYPAYなどの決済手段が誕生しています。今後アリペイを軸にこれらの電子商取引決済はさらに急成長をすることが見込まれています。

仮想通貨市場への参入

アリババグループは世界の市場に影響力を行使するため新たに仮想通貨市場への参入を行うことがうわさされるようになりました。水面下での動きとしてトロンと呼ばれる仮想通貨がアリババとの関係を模索していることが市場関係者の間で明らかにされ、今後仮想通貨界への参入が秒読み段階に入ったとするエコノミストさえ登場しています。

ブロックチェーンシステムに関する特許を米国特許商標庁に申請

アリババによる仮想通貨界への参入のうわさを裏付けるのが、ブロックチェーンシステムに関する特許を米国に申請したという事実です。これは紛れもなくアリババグループが仮想通貨界への進出をもくろんでいることの証拠であり、今後近い将来仮想通貨界に影響を及ぼしえることが確実の情勢となっています。

アリババが仮想通貨界に進出することで、仮想通貨へのシナジー効果が上がることが予想されるため、市場はさらに活気づき、仮想通貨バブル崩壊を食い止める足掛かりになる可能性もあります。今後のアリババの動きに注視することで、新たな投資の可能性が期待できそうです。