Tezosブロックチェーンの実験的段階はもうすぐ終わりを迎えます。
今日のTezosブロックチェーンは、トークンの供給が10億ドル以上に上り、そのようなプラットフォームは、もはや実験的段階であるベータ版とは言えません。
正式版をリリース(公開)する前にユーザーに試用してもらうためのサンプルのソフトウェアのこと。
Tezosブロックチェーンはベータ版ではなく、コミュニティによって完全に運営される正式なソフトウェアなのです
- メインネットのリリース
- 新しい会長になってからの発展
- おわりに
メインネットのリリース

Tezosは、6月末にメインネット、すなわち正式なブロックチェーンのソフトウェアを発表し、以来、XTZトークンは交換可能となりました。
そのブロックチェーンはその間、問題なく予定どおりに使用されていましたが、ネットワークの参加者数と供給されたトークン数が増加しているため、技術面で負荷がかかり、ブロックチェーンはメンテナンスのために一時停止されていました。
その後は復旧し、問題なく作動しています。
Tezos財団のRyan Jesperson氏は雑誌の記事で次のように述べています。
「Tezosブロックチェーンはメンテナンスのために一時停止されていましたが、ここ数ヶ月間では、ネットワークがスムーズかつ効率的に動作しております。
コミュニティのメンバーは、Tezosの運営や検証(ベーキング)に積極的に関与しており、今後400人以上の検証者(ベーカーズ)の参加が予定されています。とても将来が楽しみなプロジェクトです。
メンテナンスのための一時停止以降、ネットワーク上で発生した唯一の停止は、ブロックが約1時間正しく検証されなかった事象で、7月中旬に発生しました。
この問題は現在は解決され、ブロックチェーンはそれ以来スムーズに作動しています。」
最初に立ち上げたとき、Tezos財団だけがネットワーク上の取引を検証していました。その後は、ベーカーズによる取引の検証が問題なくできています。
Jesperson氏はまた、最近財団のブログを大規模に更新したことや、監査や助成金の作成などの詳細を述べました。
新しい会長になってからの発展

前会長のJohann Gevers氏は、2月に辞任しました。
その時点で最大の初期コイン・オファリング(ICO) は2017年7月に実施した2億2,300万ドルでした。
後任の会長はJesperson氏ですが、Jesperson氏が引き継いで以来、まったく新しい役員とともに、Tezos財団は大手監査会社であるPricewaterhouseCoopersと提携してきました。
Jesperson氏は、エコシステムへの貢献に関心を持つ学者やコミュニティメンバー、起業家たちに積極的に資金を提供し、ネットワークを立ち上げる最初の検証ノードを設定しました。
最近では、信頼性のないスケーリング(システムなどの性能や処理能力を、要求される処理量に合わせて増強したり縮減したりすること)の保護に関するプロジェクや、APIやソフトウェアライブラリなどのいくつかのプロジェクトが進行中です。
CoinMarketCapという仮想通貨サイトによれば、現在、Tezosトークンのxtzの時価総額は約8億8200万ドルまで上昇し、過去24時間の取引額は約3百万ドルとなりました。
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おわりに
ここまでTezosプロジェクトの経緯についてみてきました。Tezosの時価総額はどんどん高まっています。これはTezosが信頼を集め、普及している証拠です。
Tezosの今後の発展にますます目が離せませんね。