中国には仮想通貨ランキングがあります。最新のランキングでは、前月のリストから2つのプロジェクトが追加されました。それがTezosとNulsです。
Tezosは2014年よりスタートしているプロジェクトで、ビットコインの問題点を改善している分散型アプリケーションのプラットフォームです。
また最新のランキングでは、 Bitcoinの順位は大幅に上昇し、初めてトップ10に選ばれました。
他にはどのような仮想通貨がランキングに入っているのでしょうか。以下で詳しく説明していきます。
- 28個の仮想通貨プロジェクトがスタート
- Gxchainが追加される
- さらにNulsとTezosが追加される
- Bitcoinは10位に躍進
- まとめ
28個の仮想通貨プロジェクトがスタート
中国の情報産業発展センター(CCID)は、産業情報省(Ministry of Industry and Information Technology)の下で、5月の第4金曜日に仮想通貨プロジェクトのランキングを正式に発表しました。
中国の仮想通貨ランキング は、5月の開始当初は28個の仮想通貨で構成されていました。最新のランキングでは33個の仮想通貨プロジェクトで構成されています。
5月にランキングが発表された翌月、EOSとNebulasという2つのプロジェクトが追加されました。これで30個になりました。
Gxchainが追加される
その翌月、さらに1つの仮想通貨が追加されました。それがGxchainという仮想通貨です。
GXChainとは、中国発のデータ取引市場の分散型プラットフォームのことです。
Gxchainの分散型プラットフォームは、それ自身が情報を管理しているわけではありません。情報を所有する企業によって管理されています。そしてプラットフォーム内ではGX-COINというトークンが使用されています。
つまり、使用者間でやり取りされる情報に関しては、GXChainは一切関わっていないのです。Gxchainは、プラットフォームを提供するだけなのです。
ただし、このプラットフォームを利用するには、GXChainと契約を結ぶ必要があります。誰でも利用できるわけではありません。
このようなGxchainがランキングに追加され、これで31個になりました。
さらにNulsとTezosが追加される
今月はさらに2つの仮想通貨が追加されました。それがNulsとTezosです。
NulsとTezosの2つの新作は、それぞれ21位と28位でデビューしました。
Tezosは、通貨のシステムや規定変更をする際に、ハードフォークの必要性がないこと、スマートコントラクトの確実性を高める機能があることなどの特徴があります。
Nulsは、さまざまなタイプのブロックチェーンを、Nulsのメインブロックチェーンに加えることを可能にします。
そして将来のことを考えてNulsは、誰でも容易に開発できるブロックチェーンを目指しています。
Nulsの開発プラットフォームであれば、専門言語も不要で、モジュールを組み合わせることでブロックチェーン技術を導入できます。そのため、ブロックチェーンの普及に大きな役割を担う可能性を持っています。
Bitcoinは10位に躍進
最新のランキングでは、CCIDが暗号プロジェクトのランキングを決定して以来、Bitcoinは上位10位に入りました。前月の16位から今月10位に順位を上げたことになります。
なお、EOSはランキング1位を維持し、次の2位にEthereumが続きます。
CCIDは、「技術指標の点で、Bitcoinの最近のコード更新は非常に活発である」と評価しました。
まとめ
中国の仮想通貨ランキングには、おなじみの仮想通貨からあまり名前の知られていない仮想通貨までがエントリーされています。
上位に入っている通貨は、信頼性が高く今後の普及が期待できるといえるでしょう。